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プログラム概要- Program Overview -

 わが国で不足しているデジタル・グリーン等の成長分野をけん引する高度専門人材(DX人材)の育成のため,理工学部及び大学院工学研究科(修士課程)に「DX人材育成プログラム」を新設します。理工学部では令和6年度から学生(入学定員40名)を受入れ,大学院は令和7年度から院生(入学定員10名 → 令和10年度に30名に変更)を受入れる予定です。また,令和7年度に工学研究科を理工学研究科に改組する計画も絡めています。

 学部と大学院の連動した「DX人材育成プログラム」によって,災害やパンデミックを含む不確実で変動の著しい社会の維持・発展のために求められる,DXを前提とした第4次産業革命に必須の実践的スキルを有した人材を育成することを目的としています。

※DX(ディーエックス)とは,「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略称。デジタル技術によって,ビジネスや社会,生活の形・スタイルを変える(Transformする)ことを指します。

†「DX人材育成基盤プログラム」は,「DX人材育成プログラム」の学部段階のプログラムです。

‡大学院博士前期課程では「理工学専攻情報・数理・データサイエンスプログラム(高度実践系)」を設置しますが,理工学研究科への改組については現在構想中です。詳細が決まり次第,改めてお知らせします。

1. VUCA時代の社会を維持・発展させるためのDX人材

 「DX人材育成プログラム」において,デジタル社会におけるリーダーとして,潜在的課題の発見・解決,非常事態におけるデジタルインフラの速やかな回復・復興,さらには新しい付加価値の創造を主導できるDX人材を養成します。

※VUCA・・・ Volatility(変動性),Uncertainty(不確実性),Complexity(複雑性),Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとり,目まぐるしく変転する予測困難な状況を意味します。

2. 安定的な情報専門人材確保のための「生涯教育ループ」の確立

 高校生や社会人のニーズと既存スキルに応じたビュッフェ型マイクロクレデンシャル(短期間で特定の領域を学び,その学修歴を証明する仕組み)を設定・提供します。さらに,小中高生向けにSTEAM教育科目を提案・実践することにより,地域内におけるDX人材確保の裾野を広げるとともに,自治体や地域の情報産業団体との密接な連携による生涯教育ループを確立します。

3. イノベーションコモンズ(共創拠点)コアの整備

 旦野原キャンパスのほぼ中央部にあり,食堂等の福利厚生施設や,駐車場と近接している旧食堂施設(現在は未使用)をリノベーション。理工学部の学生・教職員はもちろんのこと,学内外のあらゆる関係者が日常的に集まり,デジタル人材育成のための叡智を結集するとともに,デジタルによるイノベーション創出のための核(コア)となる共創拠点(DXイノベーション人材育成棟(仮称))を整備します。

組織名

【学士課程】理工学部理工学科DX人材育成基盤プログラム
【博士前期課程】理工学研究科理工学専攻情報・数理・データサイエンスプログラム(高度実践系)※1

入学定員

【学士課程】【R6新設】 40名
【博士前期課程】【R7設置・R10増員】改組後10名 → 令和10年度に30名に増員※1

※1 令和7年4月に工学研究科の理工学研究科(仮称)への改組を計画しております。(設置構想中)